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”北京故宮博物院200選”展in東京国立博物館

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国外初公開の”清明上河図巻”の展示は今日が最終日ということで、ぎりぎりのタイミングで上野の国立博物館に行ってきました。
みなさん最終日は避けるのではという期待と、平日で雪まで積もっているとなれば、事前に聞いていた「入館に1時間、さらに清明上河図巻を見るには3時間」の混雑は無く、悪くても1時間はあれば見れるだろうと思っていました。
しかし、博物館について「入館に50分、さらに300分の待ち時間」のプラカードにガックリ!甘かった。これじゃあ北京に行ったほうが好いと思いたくなりますが、北京でも常設展示はされていないので、もう並ぶしかありません。係りの人は、「夕方5時に並べば清明上河図巻は見れますから、(この図巻を見て他の展示を見る時間が無くなってしまうことの無い様)一般展示から見ること」を勧めますが、午前中から並んでこの状態で、午後はどうなるかわかりませんでしたので、ともかく並びました。
長時間並びましたから、お近くの人と共同作戦です。まず、お手洗い。列を離れると、どこに戻っていいのかわからなくなる人が、うろうろします。列に並んだ人の8割は黒いコートで2割が白です。場所によっては列が幾重にも折り返していますので、ひとかたまりになっています。5,6mのところから携帯をかけて確認してもわからず、「列が進んで見える所まで来るのを待つわ」といった人もいました。その中で、私一人赤のダウンジャケットですので、私の近くの人は、みなさん列を離れて戻ってくるときは赤いポストのような私がいますので戸惑うことなく戻ってきました。人助けをしました。逆にわたしが、お手洗いと図録を買いに行って戻ってきた時は、列の外から見ると本当にわからないものです。行き過ぎて、逆に声をかけてもらいました。音声ガイドを借りに行ったりでたっぷり予習する時間はできました。
係りの人の脅し?が効いたのか?先に一般展示を見る人が多い様で、予想より早く、それでも3時間半ぐらいでようやく“清明上河図巻”にたどり着きました。
“清明上河図巻”は、列に並んだ人はガラスケースの前で見れます。一般展示のコースの方は2mほど離れたところから見ることができるようになってはいるのですが、横は5mを超えますが、何しろ縦は25cm程しかありません。ですから、ほとんど見えません。まるで目の前に餌をぶら下げて食べさせない状態です。却ってよくない気がしました。
肝心の作品ですが、細かい描写です。詳しく見ようと思っても「立ち止まらずに、前の人と間を開けないよう」に促されます。予習の7割ぐらいを確認できたでしょうか。

一般展示のほうですが、こちらもボリュームがあり、見応えがあります。
おばあちゃんが日本語のみ、お母さん(中国出身だと思います)と娘さんが中国語と日本語のバイリンガルの3人の後にくっついて回りました。“書”などに歴代皇帝などの印章が押してあるのですが、お母さんがそれら読んでおばあちゃんと子供に解説しているのです。図録にも音声ガイドにもない解説を後にくっついてずーっと聞いて回りました。
中国の人が結構多かったです。お国が広いですから、北京に行ったことがない人もいたようですし、ここで初めて見たといった感じでした。

食事もとらずに目いっぱい夕方5時までかかりました。この時点で「列に並ぶ人はこちらです。もうすぐ時間です。」と係りの人が呼びかけていました。私の経験では見るのに3時間以上はかかるでしょう。“清明上河図巻”は夜9時頃の終了になるのでしょう。
ああ、今日は疲れました。でも、お奨めの展覧会です。

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