(西宮)仁川地すべり資料館
新年明けの3日から、私としては珍しく風邪をひき、しつこい風邪で家に閉じこもっていました。今日ようやくほぼ一週間ぶりに家から出ました。地震などの自然災害はいつ襲ってくるかわからず、「体調不良の時に大地震にでも襲われたら・・・・そうしたことも想定しておかなければ。」と思いました。
昨年暮れの27日に、西宮市の仁川(にがわ)百合野地区地すべり資料館を訪れました。阪神淡路大震災でとりわけショックを受けた被災地が二つあり、その一つが、この西宮市仁川の地すべり被害でした。急傾斜地ならわかるのですがゆるい斜面でも大きな被害が出たということが当時の私にとってショックでした。現地の状況を自分自身の目で確認しておきたいと思っていました。
古代において神体山(きっと広田神社の御神体)、その後も信仰の対象となっている甲山。その東麓にあたります。かつての神体山の東麓と言うことがなんともやるせない気持ちを倍加させます。
地すべりを起こした斜面は30億円近くをかけて対策を施しました。設置された伸縮計、水位計などの観測機器のモニタリング室と併せて悲惨な事故を風化させてはならないという趣旨で、パネル展示、ジオラマ、そして映像によって説明されています。
斜面の地中に施された施設がジオラマによって理解できるようになっています。
慰霊碑です。
34名の方が一瞬にして亡くなりました。地すべりは地震の震動が始まって10秒後ぐらい・・・・・まだ地震で揺れている初期に起こったと推定されています。津波と比べられないほどの早さで起こることがこの災害の脅威を高めています。
地すべりはこの斜面で起こり(24名が犠牲)、仁川をなんなく埋め、乗り越えて川の反対側の民家も襲い8名の犠牲者がでました。
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