ラグビー日本代表発表とキャップ数
今日、パシィフィックネーションズカップに出場する日本代表選手・30名が発表されました。ワールドカップ選出メンバーに近い顔ぶれだと思われます。この代表選手のキャップ数に注目して見ました。
エディー・ジョーンズ氏は、「ワールドカップで勝つには選手15名のキャップ数の合計は600は必要で、これは4年間コンスタントに年10試合のテストマッチに出場して達成できる数字です。日本は380ですので、この部分にギャップがあります。」と講演で語りました。さらに「今年のニュージーランドは880です。」と続けると聴衆からため息とも歓声ともつかぬ声が出ました。
今回発表の30名のキャップ数を合計すると601で、単純計算すると15名では300になります。(実際のゲーム出場選手となるとエディー・ジョーンズ氏指摘の380ほどになるのでしょう)
前回のワールドカップでは30名のキャップ数の合計は499で、単純計算15名では249でした。(発表後怪我のため選手の入れ替えがありその後キャップ数は若干落ちました)前回と比較するとキャップ数は1.2倍になりました。これが4年間の数字であらわした進化と言えなくもありません。前回大会以上の成績を大いに期待します。
ジョン・カーワンヘッドコーチの代表選出選手を見ると、実績を持った選手が怪我のため実践が不足していても、怪我が治るまで待つという姿勢が強いように私は感じますが、キャップ数=テストマッチの経験値を重視するというのは世界の指導者の当然の共通認識なのでしょう。
今回の発表では、初選出、キャップ数の少ない選手がいます。もちろん活躍してほしいのですが、ワールドカップまで100日を切った現在、ジョン・カーワンヘッドコーチの苦しさの表れでもあるように感じられます。
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