日本隊シリア調査の最新報告会
今日は、三鷹にある中近東文化センターで開かれた“日本隊シリア調査の最新報告”講演会に参加しました。これは友の会の会員向けの行事なのですが、シリア情勢が不透明な中、発掘調査に行ってたのか?講演は中止にならないか?心配していましたが、予定通り行われました。
講演者はこの博物館の研究員の足立さんで、3月まで現地で発掘していたそうです。民主化は現地のテレビでで知っていたけれど発掘地は田舎で「同じ国の出来事」と思えないほど田舎は落ち着いていたそうです。現大統領は、フランスで眼科医をしていたところ、兄の大統領が交通事故死をしたため急遽大統領になった方で人気は高いそうです。国外での報道の仕方とちょっと違うように感じているそうです。もっともこうした世襲が批判されているのかもしれません。
ユーモアも入れながらシリアの遺跡を紹介してくれました。
紀元前5千年の彩文土器です。一番下の(メガネが連続したような)模様が珍しいそうです。
紀元前9~8世紀の取手付水差形土器。
アスタルテ女神像 両手でお乳に手を当てています。珍しいです。
講演の終わりにアラビアコーヒーがふるまわれました。コーヒーはエチオピアが発祥でイスラム世界で盛んに飲用され、その後世界に広まりました。言わば本場です。エジプトへ行った時はお腹をこわすことを恐れコーヒーは飲んでいませんでしたので良い経験になりました。コーヒーと云うよりお茶に近いテイストでした。次回の講演ではトルココーヒーをふるまってくれるそうです。
たのしい講演会でした。
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