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「緊急シンポジウム」福島原発事故を理解する

昨日工学院大学で副題を“放射能と原子炉の正しい知識”とする福島原発に関するシンポがありました。冒頭で「なぜこうなったかを追及するシンポではなく、今、起こっていることを理解するためのシンポです。」とシンポの目的が語られて始まりました。会場の聴衆は500人ほど、ネット中継があってこちらは470人ほどで、私はネット中継組でした。中継画像は、ストレスなく見ることができました。

プログラムは
1)放射線量の読み方と的確な対処法
  講師 柴田 徳思 氏
2)福島原発事故の現状と今後の展開をどう読むか
  講師 二ノ方 壽 氏
)  ディスカッション
13時から始まったシンポは予定を15分ほど超えて16時45分に終わりました。
1)放射線量の読み方では、「α線は紙1枚で、β線はアルミ2,3mmで、γ線は鉛で透過は防げる。人体の影響はα>β>γです。自然放射能は、花崗岩が多い地方で高いが、人間はどこに居ても常に自然放射能の中で暮らしている。」など 線量の解説をあらためて聴いて知ることによって安心はしないけれど落ち着いた気持ちにはなります。
2)現状と今後では、1号機と2号機以降の形状の違いなどわかりやすい話から始まりました。基調としては、現場で発表された数字からの推定がありますので、明快な解説とはやはりいきませんでした。

シンポの内容については、後刻工学院大学のホームページにアップされるとのことです。

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