« 寝屋川古墳(大阪府寝屋川市の古墳3/4) | トップページ | フランスの原発風景 »

太秦高塚古墳(大阪府寝屋川市の古墳4/4)

110329c1

太秦(うずまさ)高塚古墳は、直径37メートルに(手前に)造り出し部があり、さらに7.5メートルの周濠があります。高さ7メートルで2段に築かれ、1段目と造り出し部から埴輪が発見されて復元されて建てられています。

110329c3

造り出し部の復元状況です。ここから人物・水鳥・鶏・家・盾・衣蓋などの形をした埴輪や土器が集中して見つかっていますが、円筒埴輪(レプリカ)のみがたっていました。

110329c2

墳頂部には主体部の位置が示されています。横穴式ではありませんので古い築造であることがわかります。5世紀後半と推定されています。太秦古墳群としてあったものの中で唯一残っている古墳で近辺の地形からすると一番高い位置にあります。太秦と云う地名からして寝屋川は帰化系の秦氏ゆかりの地と考えられています。

110329c4

この古墳からの出土品は埋蔵文化財資料館で見られますが、東京の国立博物館にも水晶棗玉が展示されています。

|

« 寝屋川古墳(大阪府寝屋川市の古墳3/4) | トップページ | フランスの原発風景 »

古墳・古代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 太秦高塚古墳(大阪府寝屋川市の古墳4/4):

« 寝屋川古墳(大阪府寝屋川市の古墳3/4) | トップページ | フランスの原発風景 »