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琳派芸術(出光美術館)

出光美術館で開催されている“琳派芸術”展は、第1部”煌めく金の世界”に続いて第2部“転生する美の世界”が開かれています。第一部が”金”に対して第2部は“銀”ですのできらびやかさは第1部かと思いきや、今回の展示の方がなぜかきらびやかさがありました。また、今回の方が見応えがありました。目玉の展示は酒井抱一の「八つ橋図屏風」「紅梅白梅図屏風」(銀地)と「風神雷神図屏風」です。
東京国立博物館所蔵の「夏秋草図屏風」の草稿の絵が展示されていました。ここに張り紙があり、光琳の”風神雷神図屏風”の裏絵として描かれ、「風神」に対して秋草が風にたなびき、「雷神」に対して夏草と雨が主題になっていたことがわかります。風神雷神の金屏風に対して銀地で描かれていたことが明快でこれだけでも見る価値が十分にある展示です。
銀地の「紅梅白梅図屏風」というのも、目に入ってきた時は『ぎょっ』としましたが、見続けていると独特の世界に入って行くことができました。
他にも見るべきものがたくさんありましたが、鈴木其一の「四季花木図屏風」は屏風画の楽しさを堪能させてくれました。正面から見て良し、折りたたまれた屏風を右から、そして左から見るとまったく違った構図が表れ印象も違ってきます。「八つ橋図屏風」も特に右から見るとよりリズム感が出て右から見る方が私の好みにあいます。
酒井抱一は武家出身で兄は城主になっているほど恵まれた身分です。その高弟となった鈴木其一は職人出身という師弟関係が、絵の世界を極めようとした雰囲気が時を超えて伝わってきます。

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(鈴木其一の「四季花木図屏風」の右隻・部分)

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