赤穂浪士・寺坂吉右衛門の墓その2
2年半ほど前の2008年6月8日は九州旅行で八女市で古墳巡りをしていました。童男山古墳に“八女市内の史蹟案内図”が建っていて「寺坂吉右衛門の墓」が記されていました。レンタカーで古墳巡りをしていましたので、寄ることにしました。
吉右衛門のお墓は、八女市の一念寺の裏山、20メートル程はあったでしょうか、登って行った先にありました。お墓の脇の説明板には「寺坂吉右衛門が、縁者のつてでこの地へ来、そして同士の菩提を弔うために庵寺に入り、1729年に66歳で亡くなった。その庵寺が一念寺の末寺だった縁でこの地に葬られた。赤穂義士ということで墓参に大勢の方がつめかけた。」とありました。古墳巡りの間の思いもよらぬ寺坂吉右衛門のお墓との出会いでした。
私は、東京から飛行機とレンタカーではるばる来ていました。この地は、江戸からはるかに遠く、そして三百年前の事で時間的にも遠くなってしまった。と昔を思い、さらにここへはおそらくもう来ることはないだろうと感慨深いものがありました。
寺坂吉右衛門の説明板とお墓です。
しかし、私の感慨は九州で終わることはありませんでした。
(その3に続く)
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