藤原京廃都1300年
平城遷都1300年ということは、よく考えれば藤原京廃都1300年になるということです。まあ、よく考えなくともそうなのでしょうが、大和三山はじめ久々に藤原京を巡ってきました。大宮土壇は昔のままの様な気がします。
朱雀門、朝堂院などで、赤い柱を置いてわかるようにしています。
発掘は現在も続いています。
朱雀大路跡では大路の幅の広さと側溝が復元されていました。
橿原考古学研究所の“奈良時代の匠たち---大寺建立の考古学---”
明日香から藤原京そして平城京と寺院が移っていったことへのタイムリーな特別展でした。唐招提寺の“支輪板”がどこに使われていたのかわからなかったので、「学芸員ではなさそうなので大丈夫か?」と、おそれ恐れボランティアらしきおばさんに聞きました聞いたところ、バッチリの回答をもらいました。
東大寺・転害門で気づいたことの回答も見つけましたし、元興寺(旧飛鳥寺)の屋根裏に入ったことなどもああり、寺院建築への知識が深まりました。
藤原京資料室
一部屋のコンパクトな資料室で、入場無料です。
大きな模型とビデオで藤原京を紹介しています。
藤原京は、大極殿などの都の中心部から川が流れるのではなく、下京地区から中心部へ流れています。大切な水がこのように流れるのは不都合だったでしょう。
奈良文化財研究所飛鳥資料館
入場無料です。甘樫丘東麓遺跡をはじめ、最新の発掘調査の情報に接することができます。屋外展示もあります。見学していたらベルが鳴りました。閉館には早いと思って時計を見たら午後3時15分でした。程なくして発掘調査の作業員の休憩時間の終わりの合図だとわかりました。
続いて天香具山、天岩戸神社、紀寺跡経由で本薬師寺へ向かいました。
(10月22日)
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