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兵庫の津

神戸を外から訪れる旅行者にとって、“兵庫”と“神戸”の区別などつきはしません。「鎖国を終えて兵庫が開港するよう条約で結ばれましたが、実際に開港したのは神戸でした。」と云われてもピンときませんでしたが、実地に来てみればまさしく「百聞は一見にしかず。」です。

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江戸時代までの中心であった兵庫を巡るに際し、市立博物館で買い求めた“よみがえる兵庫津”がとても参考になりました。

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兵庫の津のルーツとなった古代大輪田泊の突堤に使われた巨石が発掘され島上町の運河に面して設置されています。

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来迎寺
清盛が港の風よけのために作った人工島経ケ島に建てられました。松王丸、祇王、祇女のと伝えられる五輪塔があります。

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能福寺
平清盛が剃髪して入道になった寺です。
説明板に「我が国唯一 将軍平清盛公墓処 八棟寺殿平相国廟」
清盛の廟跡です。

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真光寺
一遍上人の廟所です。上人は、自分が死んだら飢えた動物にわが身を与えよと遺言したそうですが、弟子が、それではあんまりだということで荼毘にふしてお墓を建てたとのことです。廟所の中の五輪塔がお墓ですが、上人の時代からは下った室町時代のものです。

近くには兵庫城の跡(案内標識のみで跡かたもありません。)清盛塚などがあります。

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