九月大歌舞伎 昼の部
新橋演舞場の昼の部は、30分の幕間はありますが、午前11時から始まって午後4時過ぎまででした。
【沼津】
荒木又右衛門の仇討の脇筋で、物語の舞台が沼津宿です。養子に出された“十兵衛”(中村吉右衛門)が時が経て父と妹に会うことになるのですが、妹の義父を殺した侍の印篭を十兵衛が持っていたことで物語が進みます。
劇中で歌六さん、歌昇さんの屋号が播磨屋へ復する口上があり、また吉右衛門さんと歌六さんが客席に降りて、客席を廻ります。観客の女性を花畠に例えてアドリブを発します。私のすぐ後ろが外国の女性だったので「綺麗な外国の花もありますね」と。役者さんがすぐそばで云ってくれるので、この方大喜びでした。この方に限らず1階席のお客さん大喜びでした。
筋書きには、十兵衛がどのような経過であの印篭を持っていたのか?触れていなくて、その点がちょっと残念でした。
仁左衛門さんの【荒川の佐吉】、なかなか泣かせてくれます。仁左衛門さんは菅丞相役がなんと言っても良いのでしょうが、このお芝居も良かった。
このポスター販売してくれないのですかね?
他に【月宴紅葉繍】【寿梅鉢萬歳】もあり楽しめた半日でした。
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