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江戸名所図屏風と江戸図屏風

21日に出光博物館で“江戸名所図屏風”を見てきました。千葉の佐倉にある歴史民俗博物館にある“江戸図屏風”との比較でなかなかおもしろかったです。
作られた目的の違いが絵に如実に表れています。
歴博の“江戸図屏風”は、将軍家をヨイショするために作られましたので、川越や目黒などの江戸以外の将軍の遊覧の地が描かれています。江戸城、寛永寺、増上寺、武家屋敷などが比較的詳しく描かれています。屏風は大ぶりですがおとなしい感じでまとめられています。
“江戸名所図屏風”は江戸の様子を国元へ伝えることが目的なようです。喧嘩あり、歌舞伎などの遊びありなどで、江戸の町人が生き生きと描かれています。躍動感にあふれています。寛永寺から品川までの江戸市中が描かれた範囲です。江戸城、寛永寺、増上寺は実にあっさりと大概は霞の向こう側に隠れています。“江戸図屏風”はかなり大きいのですが、こちらの“江戸名所図屏風”は小振りですがまったく見あきることがありません。機会がありましたらご覧になることをお薦めします。

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解説書の「江戸名所図屏風」は大変良くまとまっています。読んでいて楽しいです。
同じ解説書の「江戸図屏風を読む」の内容のお粗末さが一層目立ちました。

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