大阪府立弥生博物館と池上曽根遺跡付帯施設
池上曽根遺跡のすぐそばに大阪府立弥生博物館があります。音声ガイドは無料で貸し出してくれます。「全部聞くと100分かかります。」と言われました。全部聞いた揚句、ディスプレーの説明も全部スイッチオンにしましたので、3時間ほどいたでしょうか。 弥生をテーマにした唯一の博物館というだけあって、第一展示室には売りの“邪馬台国のジオラマ”(?がつかないでもありませんがまあOK)や全国の発掘品が豊富に展示してあります。・・・・・・あれれ、福岡にある[漢委奴國王]の金印がある!東博にある[象嵌銘入鉄刀]がある。あるはずがないものがある・・・・・・丁寧に見、丹念に写真を撮って来たのに今までのはほとんどレプリカなの? 最後に来てガクッ!
第2展示室へ、池上曽根遺跡の出土品の展示室です。「見たかったのはこれだ!」 出土した土器や高殿の紀元前52年の柱も展示してありました。大井戸の木と特大の勾玉にはきちっと「レプリカ」の表示があり、ほっとしました。
せっかく東京から大阪のここまで来たのだから「レプリカではなく本物が見たい」というのが心情というものです。ただし、この博物館の展示はとても良くまとまっています。弥生時代を知るのには良い博物館だと思います。
弥生博物館から後回しにしていた“池上曽根弥生学習館”へ向かいました。名前からして、児童向け体験型スペースですので期待していなかったので後回しにしていました。
ここでも、あの高殿の紀元前の柱が展示してあります。まあレプリカでしょう・・・・と、ところが湿度計が置いてあるではありませんか!レプリカに湿度計は必要ないはずです。女性に聞きました。「弥生博物館にもありましたが、あちらはレプリカですか?」と。明快な返答でした。「ここにあるのが本物です!」博物館に比べるとはるかに小さな施設です。スルーしなくて本当に良かった。
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