大英博物館 エジプトコレクション (ロンドン気まま一人旅 5)
大英博物館で確かめたかったことは「大英博物館のエジプトコレクションはカイロ考古博物館をしのぐのか?」でした。今から十数年前にカイロの考古博物館でツアーでご一緒した方から「大英博物館のほうが良いわね」と話しかけられました。「大英博物館って、そんなにすごいんだ。行きたいな」と思ったものです。事実、カイロ考古博物館の入口を入っててすぐのところに“ロゼッタストーン”のレプリカがおいてありました。本物は見たことはなかったのですが、それでも出来が悪そうなレプリカではないかと思っていました。その時以来の念願の大英博物館行きでした。
せっかくの最初の大英博物館なのに北口(裏口)から入りました。一度正面入口へ行き、館内マップ(無料)と日本語版ガイドブック(6ポンド)を手にして、いよいよロゼッタストーンにご対面です。ロゼッタストーンこそ大英博物館の第一のスターだとわかりました。人垣が切れることはありませんでした。思ったより緻密に文字が刻みこまれていました。カイロのレプリカはやはり粗雑でした。
碑文を解読したシャンポリオンの伝記は読んでいました。シャンポリオンは、フランス革命の波にもまれ、ロゼッタストーンの正確な拓本を手に入れるのに苦労をしたことは強く印象に残っているのですが、果たして実物を見たのか?ふと疑問に思いました。
大英博物館とカイロ考古博物館の比較ですが、ロゼッタストーンは別としてカイロ考古博物館の展示の方が質、量とも圧倒的に優れています。大英博物館の人気のあるミイラ室も、カイロとは比較にはなりません。とはいえロゼッタストーンをこの目で見られたことに大いに満足です。そばにいた同じ見学者の方に写真をお願いしてとってもらったのですがロゼッタストーンと私がかぶりすぎ、もう少しロゼッタストーンと並んだアングルにして欲しかったけど混んでいるところで撮り直しはあきらめました。
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