“古代ローマ帝国の遺産”展
上野の国立西洋美術館で開催されている“古代ローマ帝国の遺産”展に行ってきました。比較的空いていました。混んでいたのは“帝国の富”のコーナーの金貨と装飾品の展示の前だけでした。この企画展だけを見るには2時間は取っておきたいところです。(常設展は別に時間が必要です)
入場してすぐに映像コーナーがあり、北イタリアの都市アオスタの遺跡から古代ローマ帝国時代の様子を復元したビデオを15分ぐらい流していました。展示の概観と思い、展示の理解を深めるために見ていましたが、展示品とは直接かかわりがないビデオでした。古代ローマ帝国の一都市のありようとしては良いのですが一言あってしかるべきと思いました。
展示は、古代ローマ帝国の長い歴史の中の「初代皇帝アウグストゥスとローマとポンペイ」が中心です。キリスト教が公認される以前は一神教ではなく多神教であったことなどを再認識しましたし、未公開のポンペイのフレスコ画の壁画が公開されるなど、見どころはたくさんあります。展覧会の対象年代は日本では弥生時代です。青銅鏡、弥生式土器、銅鐸の時代です。
図録は2300円、バーチャルシアターのDVDが1980円で、セットでは4000円です。西洋美術館のミュージアムショップのところまでは入場券は必要はありませんので先に図録を参考に見るのも一方法かと思います。図録は良い出来です。
展覧会のHPはこちら→http://roma2009.jp/highlight/chapter6.html
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