クラシックジャンボの思い出 2
いよいよ明日、7月31日がクラシックジャンボの日本国内のラストフライトですね。さびしいです。
さて、操縦席の扉が開いて先ほどお手洗いからコックピットに戻ったクルーが再び現れました。2階席で物珍しそうに写真を撮っていた私に「コックピットにお入りになりませんか?」と声をかけてきました。びっくりです。思いもかけない展開になりましたが、もちろん願ってもないことです。飛行中のコックピットに入るという、後にも先にもない経験をすることになりました。
ちょうど夜明けを迎える頃でした。機の窓から横を見るのではなく、進行方向がすべて開けて、はるか下の雲と前面に広がる朝焼けはまさに絶景でした。操縦士、副操縦士とも忙しく操縦しているわけでもなく、ゆったりとした空気が流れていました。もう一人の航空機関士合わせて、と3人。と思いきや、コックピットにはもう一人、スチューワデスがいました。これは予想をしていませんでした。クルー3人のお食事などのお世話をするのでしょう。考えてみればなるほどです。ついでにいえば、客室のスチューワデスの誰よりもコックピットにいたこのスチューワデスの方が一番きれいな方でした。「社内優先?」と思いつつ、この方にシャッターを押してもらいました。もっと写真を取ればよかったのにと、今は思っていますが、突然のことで私もすっかり舞い上がり、写真は多くは撮りませんでした。しかし、帰国してから私の撮ったコックピットの写真の計器類が百科事典にのっている写真とまったく同じことに感動を覚えました。今は、飛行中のコックピットに招ねき入れるなんてことはあり得ないのでしょうね。
この旅行・・・・実は会社が実施した招待旅行の随行という仕事だったのですが、参加したお客様が6名、随行が私も含めて3名というフレンドリー気分あふれる仕事でした。ハワイで休養をしていた石原裕次郎さんがよく行くと云うレストランでタイミング良くお会いし、握手もしました。舘さんが隣に座っていました。
帰国後、嫁さんに握手の話を自慢げにしましたら、「サインをもらったなら残るのでわかるけど、握手なんて何にもならない」とバッサリでした。
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