ルーブル美術館展(国立新美術館)
ルーブル美術館の所蔵品から、テーマは「美の宮殿の子どもたち」です。絵画、彫像など、時代地域にとらわれず展示されていました。(23日は)結構混んでいました。東京での展覧会はどこへ行っても人が多いです。
注目の“少女のミイラ”の区画のところが一番空いていたのには拍子抜けでした。 ミイラは棺の蓋を外して麻布にくるまれた状態でした。エジプトでは“木”は貴重品でしたから棺に入ったこの子は、恵まれた家庭の子だったのでしょう。
絵画で一番印象に残ったのは「デュビュフ家の肖像」でした、家族がそろったの何の変哲もない絵なのですが、絵が現代の写真の役割をしていた時代のいわば「家族そろっての記念写真」というところです。ポストカードになっていませんでしたので展覧会としては特に注目の作品ということではないのでしょう。
これだけ“子供”の展示を一堂に見ると、数えきれない家族が、数えきれない一人が、生まれては想いを持って過ぎ去っていった。一番小さな、だけど一番多い歴史がそこにあることがひしひしと感じられました。
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