ドラマと方言
今年のNHKの大河ドラマの主人公は直江兼継。舞台は新潟。「越後」という言葉が頻繁に出てきます。ドラマでは“エチゴ”と“エ”にストレス(強さのアクセント)があります。しかし、地元では、ほとんどフラットに発音されます。ちょっと違和感を感じます。
以前、お得意さんに行った時、そこの社員の女性が「私は新潟の生まれ、越後の産よ」と新潟生まれの私に話しかけてきました。すぐに、「新潟生まれではないですね」と答えたらびっくりしていました。“越後”のストレスの置き方が違いますのですぐにわかります。女性はお友達に新潟生まれの方がいて話題作りのつもりでした。
そこで気になったのが、去年の大河ドラマ「篤姫」での鹿児島弁です。職場の鹿児島出身の方、お二人に聞きました。
ドラマの中での鹿児島弁は違和感どころではないそうです。「東北弁」に聞こえたそうです。「東北弁?!」と思わず声をあげてしまいました。
歴史小説家の吉村昭は、「小説の中で方言は使いません。標準語で通します。方言を使っても嘘っぽいものしかできませんので」と語っていましたが、なるほどです。
時代劇で幕府の隠密が藩に侵入して探索をする設定がありますが、身分を隠しての情報収集は、まずできなかったのでしょうね。大名の正妻の子は江戸の藩邸で育ちますので若殿様は地元の方言は話せるのでしょうが、江戸城の中では何語を使っていたのでしょうか?江戸家老にしても他藩との情報収集の会合などではどんな言葉を使っていたのでしょうか?興味が尽きない話です。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 流人と情念 八丈島旅行(2020.12.07)
- 宇喜多秀家屋敷跡 八丈島旅行(2020.12.04)
- 宇喜多秀家のお墓 八丈島旅行(2020.12.04)
- 八丈富士お鉢ち巡り 八丈島旅行(2020.12.01)
- 万葉集と古今集のもみじ(2017.11.29)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ボランティアは辞退しないけれど(2021.02.10)
- 日曜大工で二重窓設置(2020.12.24)
- Go to eat のポイントを使いました。(2020.12.15)
- 内窓DIY(2020.12.09)
- 電子地域クーポンは利点無し(2020.12.07)
「歴史・史蹟」カテゴリの記事
- 武蔵国府(国司館)跡(2020.12.19)
- 宇喜多秀家を板橋に結び付けたもの 八丈島旅行番外編(2020.12.12)
- 板橋の宇喜多秀家の墓(供養塔) 八丈島旅行番外編(2020.12.10)
- 流人と情念 八丈島旅行(2020.12.07)
- 宇喜多秀家屋敷跡 八丈島旅行(2020.12.04)
コメント