真珠湾攻撃から67年
ハワイへ行った時、真珠湾には行きました。しかし、アリゾナ記念館には行く気にはなれませんでした。何か後ろめたい気持ちで、ただ海岸から遠くの記念館の白い建物をながめていました。
パンチボールの丘(アメリカの戦没者墓地)へ行った時、日本が攻め込まれる地図には、理屈ではなく気持ちの良いものではありませんでした。
私が生まれる前の話ですが、硫黄島やフィリピン戦線などの戦記を読むにつけ、あの戦争に駆り立てた人間に対し怒りがこみ上げます。剃刀と言われた軍人が二人います。陸軍の東条英機と井上成美海軍大将です。この二人の軍人の生き方はあまりにも対照的です。
薩英戦争から日露戦争における武士・軍人の持っていた矜持は昭和陸軍によってズタズタにされました。東条英機はその一人でその最たる者です。
極東軍事裁判は、勝者による裁判の側面があることは抜きがたい事実であるとは思います。だからと言って東条英機をはじめ戦争指導者に免罪符を出すわけにはいきません。東条英機は戦争を指導した犯罪者であり、未来永劫許されざる人間です。この裁判は、日本人自らが「戦争へと導いた人間」を裁く機会を奪った点において評価できません。
真珠湾攻撃から67年。戦争責任をきちっと見直す日にしたいものです。
戦争の犠牲になられた方のご冥福を祈ります。
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