鹿児島旅行記 6 ミュージアム知覧、島津墓地、薩摩英国館
特攻平和会館の隣が知覧の歴史、民俗を展示する博物館“ミュージアム知覧”です。特別展示で西郷隆盛が使った刀が出品されていましたが、それよりも私にとって目を引くパネルがありました。「南薩摩に古墳がないのはなぜか?」とズバリ今回の私のテーマの一つ、そのものです。館内は撮影禁止ですのでパネルの説明をメモしました。「近畿地方に多く見られる古墳。土を盛ったこの墓は北からの勢力とともに薩摩半島北部にまで伝わっています。南薩摩で発見されないのはなぜなのでしょうか」説明文の下に九州南部の地図があって“宮崎県・大隅半島に地下式横穴墓”“薩摩半島北部に板石積墓”“薩摩半島南部に立石墳墓”が分布図として載っているのですが、ズバリの回答はどこにも書いてないのです。肩透かしです。図録はなく、受付の子に聞こうと思ったけれど、黎明館で聞いていたこともあり、やめました。撮影禁止なら図録は用意していて欲しい。
もう暗くなって来たので、知覧城址を、今回は車で場所を確認する程度にし島津墓地へ、当地の島津氏の墓ですので調べたわけではないですが県内には島津墓地が数あるのではないでしょうか。
武家屋敷の近くまで戻ってきて“薩摩英国館”へ、 実は鹿児島へくる前の7日に生麦へ行こうとしたのですが、生麦事件参考館が事前連絡をとなっていたのでやめてしまいました。横浜の生麦で島津久光の行列に入り込んでしまったイギリス人を殺害した事件です。この事件をきっかけに薩英戦争がおこり鹿児島の街は焼き払われました。この戦争をきっかけに薩摩が攘夷捨てることになります。
さて、この“薩摩英国館”は小さなお店です。英国ゆかりの商品を売っていますし喫茶もあります。入館料は500円です。が、店内で使える500円の商品券をもらえますのでお買い物をしてくださいとのことでしょう。展示は良心的で、好印象を持ちました。
ブルーベリーケーキとコーヒーを注文し、ここで今日の日程は終わりです。本当は指宿まで予定だったのですが、見るところが多く時間を費やし雨も降っていたので(開聞岳の雄姿を見れそうもない)と、コーヒーとケーキを美味しくいただきながら今日一日のことを思いめぐらし、そしてまだまだ、ここ知覧で見たいところも多く残っています。再来を誓って“知るまち覧(み)るまち”知覧にお別れです。
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