宗像大社 高宮 1
宗像大社の原初的形態は、(誤解を恐れずに言えば)海の正倉院と呼ばれる沖ノ島=沖津宮を御神体として大島=中津宮=拝殿1、宗像大社=辺津宮=拝殿2と、捉えればわかりやすいと思います。(この三社を総じて宗像大社としていますが、ここでは辺津宮を宗像大社と呼びます)
「原初拝殿」であった辺津宮も時代が下って市杵島姫神を祭神としたのが現在の宗像大社です。この宗像大社本殿の後背地に「高宮祭場」があると知って小躍りしました。この場所こそ古代祭祀の原風景の一つです。私が一番会いたかった風景です。ごめんなさい、私は宗像大社本殿にも拝殿にもあまり関心はなかったのです。本殿も拝殿も重要文化財なのですが、高宮祭場からするとはるかに後代の文化財です。
高宮祭場から西を望みました。大島=中津宮が見えるかどうかに興味があったのですが、玄界灘は望めましたが大島はもやっていたのか見えませんでした。
この祭場を見て充実感が湧いてきました。このまま帰るのも申し訳ないような気がして何がしかお礼をしなくてはということで、交通安全のお守りを求めました。交通安全のお守りは、ここ宗像大社が初めて授けたそうです。私はプライオリティーを尊重することを“信条”としているというとちょっと大げさですが、常に心がけています。
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