住友銅吹所跡
大阪市の中央区にある江戸時代の住友銅吹所(銅精錬所)の跡地を訪れました。当時世界でも屈指の銅精錬所が大阪の町の真ん中にありました。
今は大きなビルとなり、一角が公園になっています。公園には精錬炉の一部が剥ぎ取られて保存展示されています。また、ビルの壁面には江戸時代の精錬工程と往時の姿を偲ぶパネルが展示されています。
日本は資源輸入国と思われていますが、当時、銅はれっきとした輸出品でした。
さらに、敷地の東端には大正時代の白壁の美しい日本最古のビリヤード場も保存されています。
江戸時代に街中にある精錬工場は豊かさのシンボルだったのだと思います。しかし、一方で鉱害があったのでは?と思わずにはいられません。ひょっとして鉱毒に健康を害し、原因もわからず理解もされずに苦しんだ人がいたかも知れません。銅吹所跡に江戸時代の繁栄の光と影を思わずにはいられません。
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