女狭穂塚古墳 特別史蹟 西都原古墳群 Ⅴ
西都原古墳群中、最も大きい古墳が女狭穂塚(メサホヅカ)古墳です。明治29年に男狭穂塚(オサホヅカ)古墳と共に、陵墓参考地になり、宮内庁の管理下にあります。古墳群の中ではこの二つの古墳のみがまるで林の小山のようになっています。平成9年に測量が行われ、形状が明らかになっています。全長180メートル近くあり、その大きさについては宮崎総合博物館にクフ王のピラミッドとの比較の模型があります。ただし、実際にピラミッドを見ると、模型から受ける印象とは異なって大きさはかなり違う感じがします。
女狭穂塚古墳に付き従うような古墳(陪塚)に171号墳があります。300を超える古墳の群中、唯一の方墳です。葺石も残っています。ここからは重要文化財に指定された大型の子持家形埴輪が出土しています。古墳は築造当時を彷彿させられるように保存されています。
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