9月8日 オーストラリア戦 (ラグビーワールドカップ ツアー記)
競技場は満員です。所々に日の丸も見えます。いよいよ試合です。オーストラリアが10分、PGで先制です。場内からブーイングが起こりました。私もブーイングです。ここでPGを狙うのはセオリーです。地元のラグビーファンは「実力差があるので、簡単に取りに行くな」というブーイング。私は「トライ狙いで来れば、まだ、失点を防ぐチャンスがあるのでPGは狙うな」というブーイングです。国内の試合で私はブーイングをした事はありません。が、これは戦争ですから。
このあと、再びPGを決められ、更にトライを重ねられました。日本も終了間際PGを返し3対23で前半を終えました。押されながらも頑張りました。
後半開始直後にトライを取られ、残念ながらその後はオーストラリアに力の差を見せつけられてしまいました。佐々木キャプテンも負傷退場しました。後半は得点をする度、アナウンスされる「ジャポン トワ」が悔しさと共に今でも耳に残っています。場内を何回も廻ったウェーブには私は加わりませんでした。
大差で敗れました。でも最後まで必死に応援していましたのでとても時間が短く感じられ、最後まで緊張感がありました。国内の試合では大差だと応援する方も集中力が落ちるのですが、決してその様な事はありませんでした。戦い終えた選手には大きな拍手が送られました。これがワールドカップなのだと実感しました。
(PG=ペナルティーゴール=相手の反則でゴールキック を狙う事です。3点入ります。トライは5点入ります)
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