故郷の地震
初めに、この度の震災によりお亡くなりになられた方に対し、衷心よりお悔やみ申し上げます。
新潟で生まれ育ち、少年時代に新潟地震を経験し津波から難を避けるため落下した橋に駆け上がったこと(右サイドのカテゴリー“防災士”をクリックしていただければ記事があります)を忘れる事はありません。子供の頃、地震は太平洋岸の事だと思っていましたし、事実誰も感心を持っていませんでした。先の中越地震も含めて、地震の巣といわれるようになったのは最近の事です。日本列島、空白地帯などありません。何処でも地震に遭うと思わなくてはいけません。
皆さん地震を見たことがありますか?たいがいの方は地震は「感じる」ものだと思っ ておられるでしょう。でも私は地震を見たのです。アスファルトの道路も硬いテニスコートも畑も地震の時はまるで水のようになっています。まるで海で波がやってくるように(周期の長い波ですが)土地が波打つのです。橋もビルも堤防も波の上に浮かぶ船のようになります。自然の力の巨大さをまざまざと感じます。普段、わが生命を守ってくれると思っているものを無力にしてしまうのが地震です。電気は1週間、水道が1ヶ月、ガスが1ヶ月止まった時どう生活しますか?それは夏ですか?冬ですか?梅雨の時ですか?どこにいるときに遭いますか?具体的に想定して対策をたてる必要があるのではないでしょうか。
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