東北歴史博物館と延年の舞
6月17日に仙台の北、多賀城を訪れました。古代の東北地方における大和朝廷の拠点でした。最初に東北歴史博物館を見学したのですが、折りから、岩手・平泉の毛越寺に伝わる国の重要無形文化財である延年の舞が講堂で舞われるということで、またとない機会を得て1時間貴重な時間を過ごしました。舞が終わると観客から拍手が送られたのですが、ちょっと違和感を感じました。神仏に奉納するもので演劇とは違うと思ったからです。やはりという感じで、毛越寺の住職から「神仏から拍手をいただくとは思いもよりませんでした」と挨拶がありました。
本来神仏の立っている位置に観客がいた。おそらく毛越寺で奉納されるときに見ることのない位置から見たということになっただろうと思います。貴重な体験でした。
延年の舞についてはこちらをご覧ください。
http://www.bunka.pref.iwate.jp/dentou/kyodo/shousai/geinou_003.html
時間を東北歴史博物館で思いっきり使いましたので、その後は駆け足で、多賀城廃寺や壺の碑を巡りました。もう何十年も前に訪れた時は「明日香に風景が似ている」と感じたものですが、時の流れを感じました。末の松山や沖の石へ今回は足を伸ばせなかったの残念。やはり変っているのでしょう。
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