本年のマイラグビーライフ最大の珍事
最大の珍事と言っては先方からすると失礼な上に失礼な話なのですが、文字通り予期せぬ珍しい出来事ではありました。11月4日の日本ラグビーフットボール協会創立80周年パーティーでの出来事です。私は、パーティーに参加していたオーストラリア首相チームの選手のサインをもらいに、演壇の左手の選手が一団となっているところへ向かいました。当日昼に世界最多キャップ保持者のジョージ・グレーガン選手にサインをしてもらったレプリカかなんだか本人も、しかと分かりかねるジャージ(写真)を持って。人を掻き分けて向かいました。早速、長身の選手にジャージーを出して「サインをください」と頼んだところ、隣にいた女性が「こちらの方は、アジア連盟の会長でいらっしゃいます」と。「えっ!」「ひえー~」「うー~んっ」・・・・・80周年記念パーティーでのえらい失態である。この日招待を受けたVIPには一人ひとり専任の通訳の方が付いていたのだがこの女性はその通訳の方だったのだ。サインをもらいに来た私に通訳の方も会長も驚いたのだろうが、私も驚いた。VIPと闖入者との未知との遭遇である。通訳の方は続けて「スリランカからお見えになりました。」とのこと。私もここで考えた。「ごめんなさい。」と先ずは謝ったが、このまま退くのも失礼と思って、10月中旬に代々木公園で行われたスリランカフェスティバルに秩父宮でのラグビー観戦の行き帰りに訪れたときの出来事と、「今回、アジア最終予選がスリランカで行われることになっていたが、予定が変更になって残念です。私は、スリランカに観戦に行く予定でした。近い将来、平穏が回復され、最終予選が開催されるよう強く願っています。その時はきっと貴国を訪れさせていただきます。」となにやら政治家の発言のようになっていた。通訳の方は逐一訳してくれて(ほぼ同時通訳状態)会長は軽くうなづきながら聞いていた。さすがの私も「記念写真を」とは言えなかった。会長はきっとスリランカではエリート中のエリートなんだろうな。そんなことを思った。
10月中旬に行われたスリランカフェスティバルに行ったのはスリランカを知りたかったのと応援ツアーに行った時、お土産はどんなのがいいか見定めるため、そしてあわよくばそのお土産をこの会場で買ってしまえと手抜きを考えていたのである。最終予選開催地が変更になったのはこのいい加減な考えを仏様が懲らしめるためだったのかもしれない。それにしてもフェスティバルでのお線香を持ちながらの民族舞踊(写真)は、その匂いに包まれ、なにか不思議な世界だった。
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