私は外国人です。
香港でのラグビー観戦ツアー期間中、街頭募金が行われていた。日本では怪しげな募金もあるのだが、募金のために街頭に立っている女の子を見ると怪しげには見えないし、道行く人が結構募金に応じていた。困っている人を助けるのに現地の人も外国人も無い。とは思ったが、いくらが募金の相応金額なのかも分からなく避けていた。初日は目をあわさないようすり抜けていたのだが、そこは観光客。キョロキョロと20階建ての建物の建設現場の足場が竹でできているのが面白くて「上を向いて歩いていたら」突然、募金活動中の女の子が目の前にいた。募金のお願いを中国語で話してきた。中国語が分かるで無し。日本円換算で75円ほどを募金箱に入れた。日本は羽を胸に付けてくれるのだが、胸に募金をした証にワッペンを貼ってくれた。なんとなく世の中に役立って良かったという気持ちと、もう街頭を大手を振って歩けるという開放感があった。何しろ3泊4日の内、ラグビー場(歩いて15分)へ一回行く以外は全てフリータイムなのだから。
ショッピングにもブランド品にも興味の無い親父がラグビー観戦以外に立てた目標の一つが2階建てバスに一人で乗るということであった。香港のバスはコインを入れたらつり銭はもらえない。適当な金額を入れるのはつまらない。きちっとした料金を入れたい。そして何よりもバスに乗って迷子にならないこと。そこで、バス停で観察することにした。行き先は私の希望する所か?そのルートNoはいくつかを覚えなくてはいけない。さらに料金表示はどうなっているか。それを確認してからバスに乗る。その目標のため3本バスを見送って観察していた。とその時、カップルが私になにやら、おそらくどのバスルートに乗ればよいのか聞いてきた。
そうだろう。胸に募金のワッペンが張ってある。そんな外国人がいるとは思っていないはずである。勿論見掛けでは分からない。だけど手にはガイドブックを持ち、にらめっこしているでしょ。
「分かりません」と日本語で答えた。こういうときは日本語に限る。それでもなお聞いてくる。おいおい、それは無いだろう。と思いつつさらに私は日本語で答えた。「私は外国人です。自分でバスに乗るので手一杯です。あなたが何を言っているのかさっぱり分かりません」と。このカップルを退けている間にそれらしきバスが1台行ってしまった。「急ぐ旅でもなし、まあ、いいっかっ」
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コメント
表現が難しいのですが、今日ブログのアドレスをいただいた社員の旦那です。5年前の結婚式のご出席とご挨拶ありがとうございました。この時期仕事が忙しいのでなかなかパソコンを起動する事が無いのですが、時間のある時にゆっくり記事を読ませて戴きます。不出来な愚妻で仕事でご迷惑をかけていると思いますが何卒宜しくお願い致します。記事とは関係の無い話しですいませんが、また改めて記事に対してコメントさせていただきます。
毘沙門天さん、コメントありがとうございます。御無沙汰致してしております。奥様には私のほうこそ大変お世話になっております。1000万ドルの夜景をお手に入れられたようで、おめでとうございます。毘沙門天さんのブログにチョクチョクお邪魔させてもらいます。宜しくお願い致します。
投稿: 毘沙門天 | 2006年12月14日 (木) 00時22分