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ラグビーワールドカップ最終予選ツアー

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ラグビーワールドカップ最終予選オフィシャルツアー日本対韓国参加記録

(ようやく試合も後半戦そしてノーサイド)

勝利をもたらした選手に近くで声をかけようと観戦客がどーっと集まってきた。その中で「日本」コール。戻ってきた選手が応える。そしてストレッチに入った選手にコール、名前をコールされた選手がそれに応える。ちょっとゆったりした時間が流れる。ややあって、選手がスコアボード方向に移動を始めた。勝利の興奮が続く中、ツーリストのTさんが「来てください」と声をかけてきた。カメラ、ビデオ、双眼鏡、小旗、を出していたのであわてて鞄に詰め込む。大慌て!やっと詰め込む。Tさんがフィールドの中から「こちらです」しかし、立ちはだかる観戦客の壁。「エクスキューズミ」を連呼しながら掻き分ける。なかなかどいてくれない。3m前のフィールドにやっとの思いで入ることができた。選手のだれかれなく「おめでとうございます」と握手しながら周った。写真撮影の準備が進む中。大畑さんが「これで日本に帰れるー!!」と話すとも叫ぶともなんとも言い難い・・・・。大畑さんが、そして選手が重圧から解き放たれた瞬間だった。選手は「こんなにも重圧を感じていたんだ、結果を出さなければ日本に帰れない、そんな気持ちで戦っていたんだ」そば近く、肌で感じた。選手の汗と思いがこもったこのフィールドにシャシャリ出て来て立っていることを申し訳ないとさえ思った。準備が整い報道関係者による選手の写真撮影が始まった。カメラのフラッシュがたかれるなかみんな本当に嬉しそうな顔、顔、顔。良かった。一通り撮影が終わり、Tシャツが配られる。ジャージの上から選手が、そしてスタッフが着始めた。「感謝 TOP OF ASIA With No.23 Many Thanks for Your Support More Excitement for FRANCE」と書かれたTシャツは私たち3人にも配られ、いよいよ撮影である。「どの辺に入ればいいんですか?」と聞いたところ、「真ん中の一番前へどうぞ」一瞬びっくりした。端っこにちょこっとだと思っていたから。しかし、もうここまできたら遠慮は要らない。真ん中へ進み出て、1mを超える日の丸を全面にし、日の丸と桜の小旗2本を抱えた。大畑さんが「かぶっている、かぶっている」と小声で言った。なんと私の小旗が大畑さんの顔を隠してしまっている。そうしたら、大きな日の丸の端を箕内さんが持ってくれた。大事な選手を隠さないよう小旗を持ち替え、大きな日の丸をまるで掛け布団のように首だけ出して準備OK、私の左は大畑さん、右は箕内さん、すぐ後ろは見る余裕が無かったけどたぶん伊藤護ちゃん。フラッシュが次から次へとたかれた。奥さんが「このTシャツはどうするんですか?」スタッフの方が「どうぞ」というと少し驚いたようでそして嬉しそうな顔をした。私は最初から返すなんて気は更々無かったから聞かなかったし、たとえ言われても決して手放さなかっただろう。

撮影後何人かの選手にサインをもらう。持って行ったボールにバツベイさんにサインしてもらったら、バツベイさんがそばを通りかかったオライリーさんに、たぶん「お前もサインしろ」と云ったのだが、オライリーさん、勘違いをして、私のカメラをとって構える。モデルはバツベイさんと私、カメラマン、オライリーさんでパチリ。

フィールドから出ると、「公式ツアーの方ですか?」「スリランカだったのであきらめていたんですが、香港になったので来たんですがホテルが取れなくって」と声をかけられた。同じサポーター同士少し話しをしたかったけど、車が来ているのでできなかった。

ホテルに戻って解散。ビールと中華の串刺しを買って来てホテルの自室で一人祝勝会。ビデオカメラを再生し、愛機のリブレットに新鮮な感想を書き込む。今日の一戦は私が今まで見てきたん十年の観戦歴のなかで最も短かった80分であった。<つづく>

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